2016年12月23日金曜日

逃げ恥にムズキュン 18 ひとりを越えてゆけ



最終話でみくりが自分のことを小賢しいと自嘲すると
平匡が、「小賢しいの言葉の意味はわかるけれど
それってひとを見下す言い方ですよね。
僕は、みくりさんを見下したことはありません。」
とみくりを呪縛していた言葉からみくりを解放させます。

そんな平匡をみくりは強く抱きしめ、
「ありがとう」
「大好き」
と伝えます。

みくりが独白します。

「わたしたちを縛る全てのものから・・
  目に見えない小さな痛みから・・
いつの日か解き放たれて・・
時に泣いても・・
笑っていけますように・・
どの道もメンドクサイ日々だけど・・
どの道も愛おしい日もあって・・
逃げてしまう日があっても・・
深呼吸して別の道を探して・・
また戻って・・
いい日も悪い日も・・
いつだってまた火曜日から始めよう」

ここに全てが凝縮されています。
相手へ感謝すること、
相手のことが大好きということ、
呪縛するものからの解放ということ、
そしていつだってハグから始めるということ

みくりと平匡は見事に「夫婦を越えてゆけ」を体現しています。

我々ファンは、
この物語をどれだけ貴重と感じたか。
どれだけ心が共感したか。
どれだけ心癒やされたか。
それはあらゆるものを越え、愛に満ちています。
魅力あふれる出演者、愛おしいエピソード、細やかな気配りのスタッフ、
秀逸な脚本、関係者の皆さま素敵な福音を届けてくれて本当にありがとうございました。

夫婦を越えていくこの話は、自分が変わらなければ相手も変わらないという
「ひとりを越えていく」物語でもありました。

呪縛と向き合い「愛しいひと」を「自分」を解放させてゆけという強いメッセージです。

この物語と全ての愛しきひとへ感謝と敬意をこめて



2016年12月19日月曜日

逃げ恥にムズキュン 17 ファンを越えてゆけ

職場の事情で2週間、東京へでて昨日戻ってきました。
心が求めているのに録画の鬼リピもできず、
この貴重で愛おしいものに対し
ほとんど時間を割くことのできない
あまりにも無体な措置に
いまだ本当の意味でみくりと平匡がどうなるのか
不明なムズキュンと重ね合わせ
悲しみのどん底にいました(笑)

いつも可愛すぎるみくりや
みくりの気持ちに向き合い始めた平匡、(またやっちゃいましたが笑)
恋愛ドキドキ中?の百合ちゃん、
みくりをサポートするやっさんなど
ううっリアルタイムで見たかったんですぅ
逃げ恥とふれあうことのできない間、
BBSにいる皆さまが心底羨ましかった。
それは本当に幸せなことです。
申し上げたいのは社会派のエッセンスが出たくだりの
みくりや平匡の言動に一喜一憂せず
ドラマの最終回を迎えたいと思います。
お互いのトラウマを乗り越え「夫婦を越えてゆく」二人を見届け

「ファンを越えてゆく」ことを決意します。

2016年12月17日土曜日

逃げ恥にムズキュン 16  波紋

「余程いたたまれないことがあったんじゃないですか」
風見が普段みせたことのない眼の色を強め
とがめる皮肉と視線を居酒屋で痛飲する平匡へぶつけます。
みくりのことは僕のほうが見えているから
良好な関係を築けると風見は暗に言います。
平匡も何がみえているか知らないが
「僕とあなたではあまりにも違う」と返します。

その態度は風見の過去の失恋話を思い出させ
酔いつぶれた平匡を迎えにきた百合ちゃんに
元カノが「僕の気持ちなんか考えせず自分ばかりみて」
関係が破たんしたことを話すのです。

その話はこっそり聞いてた平匡に波紋を投げかけ
平匡は冷蔵庫を開け
みくりが用意してくれていた食事に
それぞれ手書きのメモが書かれたものを見つけ愕然とします。

ここに至ってようやく平匡がみくりとの対話モードに入り
自分の気持ちだけで一杯だったことを反省し
拒絶されたみくりがどんな気持ちだったか。
どんな気持ちでこの部屋を出て行ったか。
みくりの気持ちと向き合うのです。
303号室からみくりがいなくなったとき
真っ暗な部屋のなかで失おうとしているものの大きさに
向き合うのです。


僕の心も303号室にふたりがいない寂寥や
風見の百合ちゃんへの気持ちの高ぶりに波紋が広がります。

てか、みくりと平匡がイチャイチャ~
波紋広がり過ぎて眠れん あかん(笑)

逃げ恥にムズキュン 15  Don't think ! Feel.

「ごめんなさい。ムリです。僕には。そういうことがしたいんじゃありません。」
「すみません。ムリです。」
情感のこもった2回目のキスをとても素敵にすませ、
 慈愛と心が求めた自然な欲求により、この先に進もうって示唆したみくりに
ソレ言うか~ってとても痛々しい平匡ですが、
これって今の生活を1日でも長くみくりと一緒にいたいことを
優先している平匡の「恐れ」から出た言葉ではないかと思います。
35年女性とお付き合いしたことがないということは
そういう「経験」がないということ。
ハデな失敗をやらかして嫌われ辞職されることが一番怖いのです。
プロの独身 最後の抵抗です。
その恐れは平匡のパソコンの検索画面にも表れていてGoogleでなく未だGoodluck画面(笑)
キスのタイミングなんかをググるな平匡~

「考えるな! 感じろ」
カンフーの達人ブルース・リーが言った言葉です。
先人の言葉を借り申し上げます。

 Don't think ! Feel.みくりを愛し感じるんだ

逃げ恥にムズキュン 14 新月

平匡の不意打ちキスの後 キスの意味を教えられず鬼スルーされ
みくりは
バスガイトに扮して「イ~」する妄想したり
瀕死のマッチ売りの少女的な幻想したり
さらには平匡が寝ていたシーツに身をくるみ唇に手を当て「嬉しかったのになぁ」と
キスを思い出します。

キスしたことで表面化した二人の想いの違いをすぐ隣の部屋にいるのに
ムズキュン自爆レベルのドア越しメールによってスキンシップの延長でキスはアリだと
合意したとき満月がふたりを照らします。

月齢が進み
肩へアタマを預ける想いの伝え方で二回目のキスをしたまではいいけど、
その先の関係に進むことはできないと平匡から訴えられ天国から混乱の極みに
突き落とされ消えそうな月の夜みくりは逃げ出します。

女性の象徴である月の形がみくりの感情の起伏にあわせ変化しているかのようです。
心が求めあっているのに添い遂げられない切ない手の震え、
心は漆黒の「新月」とてつもなく切ない

逃げ恥にムズキュン 13 好きの嵐

「今日火曜日ですよね」みくりに近づき
ハグというより抱きしめる平匡
みくりはその破壊力に 力なく床に座り込み
「好きの嵐が」
とこんなに好きになってしまって仕事に支障がでるんじゃないか
と恐れるくらい平匡が好きになっています。
なんと羨ましい。
とてつもなく可愛いみくり演じる新垣結衣さんの想いを
独占している平匡演じる星野源さんに嫉妬すら感じます。

ところでこのドラマをひとりで観るひとも多いのでは。
隠れキリシタンみたく隠し扉の裏にTVを隠してコッソリ見るみたいな
だって、笑ったり悲しんだりニタニタしたり机叩いたり悶絶したり
キュン死したり、そんなところを誰にも見られたくないし、
見られたら立ち直れないくらい自分を見失うのです。

みくりや平匡、百合ちゃん、やっさんやみんなと一緒の愛おしい贅沢な時間を過ごす。
感情を揺さぶる形容しがたい「とてつもない好きの嵐」が僕の心のなかにあるのです。


逃げ恥にムズキュン 12 平匡流キス

「変わったんじゃないよ 気づいただけだよ。」
オトコの趣味が変わったと元カレに言われたとき、
気づいた「だけ」ということをみくりは強調します。
これは平匡という野生のカピバラ(笑)みたいな存在を
見つけはしたものの平匡の心のテリトリーへ入らせて貰えない
イラ立ちから「だけ」という表現を使ったように感じます。

一方平匡は、
みくりの元カレが乱入したとき自分のほうがみくりさんを
知っていると思い腹も立たなかったと独白します。
「僕は知っている。穏やかな微笑みも 温もりも やさしさも」
その言葉がみくりに届けば全てがうまくいくのですが、
すくそばで泣いているみくりの様子にも気づきません。

「あと 一駅」でこの特別な瞬間が終わります。
「永遠に・・着かなければいいのに」
心は旅を続けたいと慟哭し 離れがたさや愛しさから前触れなく手を重ね「キス」するのです。

あかん たかがキスシーンでムズキュンして徹夜しちゃった

この二人同様 オレどうなっちゃうの~

逃げ恥にムズキュン 11 共感

新婚旅行ならぬ社員旅行で、

「お風呂一緒にはいりますか。」
とみくりが言えば、平匡は
「冗談を軽々しく言わないでください。ただの雇用関係でそれ以上でも
それ以下でもない。」
と断言しみくりをモヤモヤさせ、
さらにダブルベットの隣に寝たみくりを置き去りにしたり
元カレが朝食時に乱入してみくりの性格をイジっても
何も言わないなどみくりを悲しませます。

「自分が相手に掛けた愛情と同等の愛情が返ってこないとひとは不安になる。
愛情が貰えなくても同等の見返りがあれば納得できることもある。
でもね想いが強いほど次第に耐えられなくなる。」
BARのマスター山さんの言葉が重くのしかかります。

「今までどおりでいい。もうやめる。もう疲れた。何もしない。
何も求めない。この旅が終われば平穏な日常に戻る。」

みくりの平匡に対する負の気持ちは彼を深く激しく想う気持ちの裏返しなのです。

その内面を繊細に演じきる美麗な新垣さんの痛みを伴う悲しみを追体験し
「共感」する喜びに僕は打ち震えるのです。



逃げ恥にムズキュン 10 輝き

「結婚・・けっこん はあぁ~あ」
みくりと平匡が結婚するって聞かされ百合ちゃんブチ切れ
広告でトラブルが起きたときの百合ちゃんの3変化
「大丈夫じゃないわよ。血管キレそう~」からの「田島くん、懐かしい~」
そして「ビタ一文まからないわよ」

「今あのひとあたしのこと歳とったババァと言ったでしょ」百合ちゃんの怒った顔
「甘い~美味しい」からの「中年オンナがブドウで はしゃいでるってバカにされた~」
 喜んだ顔から泣く顔
17歳で産んだら可能」って言ったあとの「計算しない!」と風見たちを軽くにらむ顔
「元イケメンのバカ~」って叫び脱力した後の百合ちゃんの笑み
「やっぱり悪いイケメン」って百合ちゃん頬ふくれ
「音楽うるさい」と音楽をかき消すしぐさの百合ちゃん
「ええ~」みくりが不倫していると百合ちゃん仰天
「平匡呼びなさい 説教してやる」百合ちゃん津崎邸に襲来・激怒  僕も説教して欲しい~
「何してんのよ イチャコラしちゃって」百合ちゃんの悪戯っぽい笑顔
百合ちゃん満面の笑みで「新婚旅行いってきなさい」

感情が高ぶるとき百合ちゃんの美しさ可愛さ愛らしさ全てが「輝き」ます。

いつも優美で素敵な石田ゆり子さんへ最大級の賛辞と愛おしさをこめて

逃げ恥にムズキュン 9 深まる季節深まる恋

 「百合ちゃんに正直に話す」

仲睦まじい作戦の失敗の後、混乱してしまったみくりが偽装結婚を含めた全てを
話そうと平匡へ提案しますが平匡は、

「百合さんに正直に話してしまったらみくりさんは楽になるかもしれませんが
今度は百合さんが辛いんじゃないですか。僕たちの罪悪感は僕たちで背負うしか
ないんじゃないでしょうか。」
そこに気付かされたみくりも「私たちで」と言ったところ平匡が
「僕たちふたりで」と言葉を重ねます。

ここには意識的にではありませんが、今の生活をふたりで支え合い継続していこうよ
という決意が見え隠れします。
そこを感じ取ったみくりは前借り(笑)のハグを求め
「平匡さんに何かあったら私は平匡さんの味方です。」
と平匡の肩へアゴを載せ甘えながら伝えます。

お互いを見つめ合うキラキラした瞳とお互いの言葉や行動を重ね、

季節と同様「恋」も深まっていくのです。

逃げ恥にムズキュン 8 恋

いよいよハグの日がはじまります。
雇用主としての矜持と自尊感情を守るため視線を外し心の扉に鍵を掛けた妖精男(笑)が
外的要因もありますがみくりの魅力に観念してハグするのです。
キライだったら絶対ハグしませんから・・

星野源さんの「恋」の歌詞にある

醜いと秘めた思いは 色づき 表面化するのです。
そして白鳥(みくり)は運ぶわ 当たり前(契約結婚)を変えながら
恋せずにいられないな 愛が生まれるのは1人から
(中略)
泣き顔も黙る夜も(これからを暗示) 揺れる笑顔も いつまでも いつまでも

胸の中にあるもの いつか見えなくなるもの(最大の危機)
それはそばにいること いつも思いだして(仲良くなる魔法)
君の中にあるもの 距離の中にあることを
恋をしたの あなたの 指の交ざり 頬の香り
夫婦を越えてゆけ
2人を越えてゆけ
1人を越えてゆけ

特殊な出逢い方をしたふたりですが「恋」という最高の力を友にして夫婦を2人を1人を越えて欲しいです。

逃げ恥にムズキュン 7 危機

みくりと平匡に「危機」が訪れるとしたら原因はなんでしょう。
風見がみくりに急接近する?
百合ちゃんが夫婦の秘密を暴く?
平匡が会社からリストラされる?
いやいや外的要因ではこの二人はかえって絆が強まると思います。
                                                         
危機は、津崎平匡の「心の在り方」にあるかもしれません。
好意をもった相手に受け入れられたことが絶無の自尊感情を
こじらせている妖精男のさまざまな反応にみくりが耐えられない
場合に最大の「危機」が発生すると思います。
自分の心を客観的に見つめることができ、平匡の心の状況を
モニタリングできる心理学の学徒でもある聡明なみくりだから
なんとか対応できていますが、普通、何を聞いても続かない会話や
どんな問いかけにも外される視線のところで瞬殺(笑)で関係が終了します。
二人にはお互いを受け入れ幸せになって欲しいと心から切望します。

でもファンにとってはムズキュンがみられなくなる最大の「危機」なのです。

逃げ恥にムズキュン 6 ナレーションの妙

「平匡さん私の恋人になってもらえませんか・・これは平匡さんの自由意思です」
「どうしますか」みくりが畳み掛けます。
ここで
「森山みくり小賢しさフィールド全開!どうせ小賢しいのなら小賢しさの
全てをかけて平匡さんに正面から挑む!さあどうする津崎平匡、どうする、どうするどうする!?
みくり演じる新垣結衣さんの心の声がナレーションされます。
この声ホントに新垣さん? 
妄想モードに追従する私の聞き違いかもしれませんが、EVAの声優三石琴乃さんに聞こえてしまいます。
幻聴? 
EVAは「序」「破」「Q」しかみたことないので違うかな?

ところで、雅楽や能といった日本芸能に共通する「序・破・急」という理念があります。
難しいことは判りませんが、本格から破格へ,静から動へ,緩から急へ
といった変化も示しているようです。
逃げ恥においても二人の結婚が本格から破格、ドラマの展開が静から動、
みくりや平匡の心の変化が緩から急という正統で「妙なる」傑作なのです。